小室圭さんがメディアやコメンテーターを訴える日 第二の三浦和義状態になる事も

今回の件は「どちらの言い分が正しいか」です。大事な事なので繰り返します。この問題は「贈与なのか借金だったのか」です。それは裁判所が判断するのが一番、手っ取り早いのです。判決が出ればノイズはピタリと止むでしょう。

にもかかわらず、先走ったバラエティ番組やコメンテーターやライターが、「眞子内親王は大丈夫か」的な雰囲気を醸し出すような事を喋っていますが、借金か贈与かは前記したように、司法が判断する段階にきているのに大丈夫ですかね。この人たち(「眞子内親王は大丈夫なのか」の言葉の後には「こんな男で」が入るのは想像に難くありません)。

いくつかこの結婚(まだ婚約段階だが)に問題があるとすれば、納采の儀は税金が遣われる訳ですが、この費用は適性なのか。これは皇室研究家に任せるとして、結婚の折には政権与党自民党(と公明党)がお祝いムードを支持率アップに、当然つなげるでしょうから、注視しておかなければならないくらいなものです。

「小室圭さんの反論が長すぎる」という弁護士もいましたが、長いのは長いのでしょうが、前記したように本質とは全く関係ありません。この「長すぎる」という批判は、イコール弁護士としての資質が足りないというイメージを与えていますが、僕はこれまで何回も裁判をしたり、内容証明書を貰ってきました。そこには、弁護士の個性や戦略が出るものです。ある弁護士は激烈に書いたり、またある弁護士は主旨だけを簡潔に書いてきたり。なので、「長すぎる」は本質から離れたノイズです。つまり良い悪いは別にして「長い反論」は小室さんのスタイルなのかも知れない訳です(貰った方はうんざりするかも知れませんが)。

また、小室圭さんは反論文の中でぼやかしていますが、法的措置を視野に入れているのではないかと思われる表現もありました。

「これまで私や母に対する名誉棄損(きそん)、侮辱、プライバシー侵害など数多くの違法行為が繰り返されていると考えています。そしてそれらは、仕方のないことだとしてすべて受け入れるには限度を超えていると思います」

この部分です。名誉棄損という言葉が出ました。僕は雑誌編集長として、裁判を何回かやってきたり、抗議は数えるのが面倒くさいくらい受けてきました。それを踏まえて小室圭さんが、バラエティ番組を中心に訴えるのではなく(多分、これだと裁判の焦点が絞りにくい)コメンテータやライターら数人に絞って提訴すれば、勝つか、示談金を払わせるという実質的な勝訴で結審するような気がしています。