東スポ見出し「高知東生ルート」は酷すぎる 紀州のドン・ファン事件は売人特定か

本サイトとは10年以上の知人の記者もいるし、本来はリスペクトすべき媒体の東京スポーツですが、3日の見出し『ドン・ファン妻 須藤早貴容疑者「高知東生ルート」で覚醒剤入手か 成分ほぼ同一』は良くないでしょう。
まるで高知さんがそのルートを教えているかのような見出しです。人権は守られるべきものであり、そこに最も慎重にならなければいけないのは新聞という公器でしょう。無神経過ぎましたと、まずは冒頭で申し上げておきます。例えば「和歌山ルート」などと表現すべきでした。

紀州のドンファンこと、野崎幸助さんが覚醒剤の過剰摂取で亡くなったのは2018年5月。警察がこれを自殺とはせず、他殺として元妻須藤早貴容疑者を逮捕したのが、4月28日。亡くなってから約3年経っての和歌山県警の執念とも言えます。
3年間にわたってほぼ、「紀州のドンファン事件」についての情報が洩れ伝わらなかったので、「事件解決に何年かかるのか」との疑問を抱いていた矢先でした。

和歌山県内での近年の大事件と言えば、「和歌山カレー事件」があります。

「ほぼ状況証拠だけで逮捕・検挙したこの事件ですが、後に『鳥取保険金事件』『首都圏不審死事件』など状況証拠のみで逮捕したケースが続きました。死刑判決までもっていきましたが、今回の事件もそういった様相を呈しています」(都内・弁護士)

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