東スポ見出し「高知東生ルート」は酷すぎる 紀州のドン・ファン事件は売人特定か

前例主義と言われている日本の裁判です。今回、送検となれば一気に裁判の流れが加速するケースも考えられます。

当初から逮捕を知っていたかのようなネットの書き込みもありましたが、せいぜい逮捕前日か近辺。が、前記した「和歌山カレー事件」は現在の林眞須美服役囚の言動を追っていましたし、「首都圏不審死事件」もそうでした。しかし、「紀州のドンファン事件」はそんな兆候はありませんでした。和歌山県警のやり方は今後、大事件の際のメディア対応のひな型になるかも知れません。

「ほぼ状況証拠で逮捕に踏み切った和歌山県警ですが、和歌山カレー事件の前例がある上に覚醒剤入手ルートと売人をある程度、絞っているのではないでしょうか」(現役警察官)

やはり同じく逮捕された元プロ野球選手(現在は更生中)も売人が特定されたようですし、メディア内では取引場所から「群馬ルート」と呼ばれていました。さらに大元の組織もメドをつけていた為か、ガサ入れも別件で行ったようです。

覚醒剤を飲ませる手口はあまり聞きませんが、実は一部ではやっています。例えば恨みのある人間をはめる時、ホテルの一室で話し合いの場を設けます。「お茶をどうぞ」など言って湯呑を出します。そこに覚醒剤を混ぜておきます。苦味のあるお茶であれば、少量の覚醒剤ならごまかせます。その後、警察に密告。その人間が任意で事情聴取され、尿検査されれば当然、覚醒剤反応が出ます。このようなやり方をする裏社会の住民もいます。

すなわち、「やり方が裏社会」的なのが気になるところです、須藤容疑者は犯行当時20代前半。もし殺害を計画するなら1人でそのような事が出きるでしょうか。

つまり

1・覚醒剤を飲ませるという発想
2・覚醒剤を実際に入手する方法

1と2を満たす条件を須藤容疑者が備えているとは考えにくいのですが……。とはいえ、「事実は小説より奇なり」。事件には必ず前例があると言われており「太陽の下に新しきものは無し」なのですが、近年だと「座間9人殺害事件」のような奇異な事件も起きています。複数犯、もしくは教唆した人物がいると思うのが普通ですが「座間9人殺害事件」のような単独犯もいます。今回は恐らく20日間勾留の上、保釈はつかないでしょうから後は須藤容疑者の自供を待つほかないのですが……。(文@編集部)

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