ロボットレストランも閉店 歌舞伎町が元に戻る日は来るのか
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コロナ禍が直接の原因ではないけれど、歌舞伎町がどんどん様がわりしています。再開発とも言うべき現象が起きました。コマ劇場がなくなり、噴水の池がなくなり、その代わりホテルに映画館が建ちました。歌舞伎町の闇がなくなり、その代わり明るさが増してきました。
4月には歌舞伎町の名物の一つロボットレストランの看板が無くなり、どんどん寂しい街になっています。これは石原慎太郎都知事時代の歌舞伎町浄化作戦の「賜物」とも言えるでしょう。暴対法が出来、その後「この条例で日本からヤクザはいなくなる」とあるキャリア警察官僚が言ったとされる、暴力団排除条例が2011年に全国に施行。監視カメラ時代へと突入していきました。
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当初、監視カメラを付けるのに反対していた国民やジャーナリストですが、犯人検挙に役に立っている事から、もう反対の声はほとんどなくなったと言って良いでしょう。
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ロボットレストランだけではありません。歌舞伎町からいなくなった人々アットランダムに挙げてみましょう。
●立ちんぼ
いなくなったと思いきや、大久保や大久保公園不付、某ビジネスホテル付近にし出現しいるらしいですがコロナ禍では見なくなりました。立ちんぼとは1人で春を売る女性の事です。戦後は、赤線(合法)、青線(非合法)白線(非合法)とも言われていました。以前までは「立ちんぼ地域」があり、
・歌舞伎町のラブホテル街の一角
・歌舞伎町マンモス交番から大久保病院脇の通り
・職安通り沿い
・大久保のホテル街
といったあたりでした。それぞれ縄張りが決まっており、ラブホテル街は外国人。大久保病院の通りはニューハーフが多かったです。
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●1人歌舞伎町案内人
これは、区議会議員に立候補した男性の事ではなく、新宿にはセンター街という小説『不夜城』のモデルとなった店が立ち並ぶ一角があります。以前は青線街でした。青線地区の建物の特徴としては3階建てという点があげられます。そこでMさんという老年の女性が晩1万円くらいで色々な店を案内してくれるというシステムでした。Mさんの姿はもう10年以上見ていません。