奇祭!? 蒲田に冬の訪れを告げる新興宗教による行列は神々のDIY風パレードだった!|Mr.tsubaking

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 スモークを焚いて目立っているのは「やまたのおろち退治」の神話です。やまたのおろちの首をひとつ人力で動かし、そこに須佐之男命が剣を振り下ろすという考えられた演出。ですがやはり2時間を超える行列なので、後半は剣の振り下ろしもかなりおざなりになっていました。

ほかにも「全員着ぐるみなのに、なぜかキジだけ人形の桃太郎御一行」や「なぜか子供におじいさん役をやらせているかぐや姫」など、昔話として私たちにもお馴染みの山車が次々に通っていきます。そして、神話の空気感を全く持ち合わせていない、マーチングバンドとバトントワリングの方々が殿(しんがり)をつとめます。

この神々のエレクトリカルパレードを主催しているのは、神命大神宮という新興宗教です。信者数3万人の小さな宗教です。蒲田駅を出発した神々は、行列の末に本宮にたどり着きます。

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 マンション風の建物に、神社のような屋根が埋め込まれた独特な外観と、巨大な鳥居が目を引きます。本宮内は信者の方々にとっての聖域なので、撮影は控えましたが二階にある神殿は清潔に保たれ、神道系にしては珍しく正座をして祈りを捧げるスタイルとなっていました。

行列が終われば、蒲田にも冬がやってきます。そんな蒲田の奇祭、神命大神宮の神代行列をご紹介いたしました。(Mr.tsubaking連載 『どうした!?ウォーカー』 第23回)