「田中容疑者は忠犬ハチ公のよう」と高須院長 リコール不正署名事件『バイキングMORE』でのコメンテーター達の内容をまた精査してみた
「僕が倒れそうになると本当に体を張って僕を守ってくれていますから」
とバカにしているのか、庇っているのかよく分からないコメント。
また、高須院長のコメントは相変わらずブレブレでした。
「田中容疑者が河村市長に指名されていてそれから僕はいつの間にやら会長ってことになっちゃって」と「神輿です」アピール。で、その後に男らしい事を言うのがこの人の常ですが、やはり、
「でもこれは男の筋ですから、いっぺん引き受けたからにきは全責任は僕が取ります」
だそうです。出た「男の筋」。何ですかね、「男の筋」って。哲学的にも難しい解答です。
全責任を取るのなら、自らが身代わりで逮捕されればいかがと思いました。会長職にあった人なのだから。あるいは、ゴルフや相撲を見にいっているのならその時間、ボランティアや投票した人(少ないでしょうから)に謝罪行脚してはどうでしょう。もちろん、河村市長もです。が、彼は「監督責任はない」と開き直っているので、ある意味、高須院長より小利口なのかも知れません。
さて、そこからコメンテーター達に坂上忍さんが振っていきます。
まずとカンニング竹山さん。
「高須さんと河村さんが知らない所で下の人たちがワッとやった事なんでしょうけど高須さんは私人だから良いとしても河村さんていうのは大きな行政の組長で、市長がリコール運動に参加する意味ってすごく大きい(略)。知らなかったとしても河村市長の場合、何かしらの責任は僕はあると思うんですよね」
と、公人・私人論にもっていきました。河村市長は確かに、公人です。で、高須院長は私人かと言うと恐らく、かなりの確率で裁判所は(提訴などになった場合)は、準公人・みなし公人と見るはずです。なので、この論は成り立ちません。もちろん河村市長も責任をとるべきというのは賛成ですが。それと「知らないところでワッとやった事」なのでしょうか。今、まさにそれが恐らく愛知県警の捜査と田中容疑者への取り調べの争点となっていると思われますが、断言しちゃっています、竹山さん。大丈夫でしょうか。
続いて坂上さんの自論。
「高須さんは何があったって僕に責任はあるんだって終始言っている。でも河村さんは責任は感じております。でも『監督責任はないんですから』って」
だから、その責任の中身はどうなのかを皆さんが問うているのです。
「背景にあるのは河村さんと大村さんの政治的背景。ここの対立がそもそもある」
と鈴木哲夫さん。政治的背景を見る事も大事ですが高須・河村両氏の関わりが今、も問題になっているのです。また番組では高須院長に「責任の取り方」を聞いています。