切れない芸能界と裏社会のつながり 「最近も大物芸能人の冠婚葬祭を有名組織が仕切っていました」
芸能界には、定期的に裏社会がらみの事件が起きます。薬物事件もそうですが、数年前だと闇営業問題がありました。こういった事件はなくならないものでしょうか。TABLOチャンネルでTABLO取材班が解説しました。
「芸能というのは、要するに『興行』ですからね。『ヤクザと芸能界』は戦後、江戸時代からかも知りませんが、切って切り離せないものと言っていいでしょう」(TABLO編集長)
●大物芸能人の冠婚葬祭を有名組織が仕切る
それを無くそうとしたのが、2011年に東京を最後に全国に施行された暴力団排除条例でした。
「これによってヤクザと一般人の人が食事をしてはいけないとか、ヤクザは銀行口座を作れなくなるとか、生活感を奪っていきました。当時の警察官僚の一部は『これで日本からヤクザはいなくなる』と豪語していた人もいました」(前出・編集長)
ところが、それは甘かったと言えます。半グレ(準暴力団)の増加もそうですが、元々のヤクザの歴史を検証していなかったせいとも言われています。
まさにアウトレイジな世界 『芸能界と裏社会』|特集◎芸能界の闇|ニュースサイトTABLO
「戦後からの芸能界とヤクザのつながりは強くて。と、言うか興行の世界とのつながりが強いと言えます。少し前ですが、大相撲の升席でテレビで映る場所に六代目山口組組員が当時に収監されていた幹部の『応援』の為にズラリと並んでいたことがありました」(前出・編集長)
もちろん、興行ですからボクシング、キックボクシング、プロレスなども例に漏れません。
「芸能界という興行はヤクザを通して行けなければいれない。ある大物ヤクザに語源を聞いた事があります。役に座るという事に書いて『役座』と言っていました。以前は、土地土地に顔役がいてそこを通して、安全に興行をうつという伝統があった訳です」(前出・編集長)