まるで暴君 西村経済再生相の金融機関への「圧力」 「飲食店を諸悪の根源扱い」する西村氏は菅政権そのもの│プチ鹿島
西村経済再生相の発言がヤバいです。休業要請に応じない飲食店に対し「金融機関からも働きかけをしてほしい」と言ったのだ。今回の発言には3つの見どころがある。
「西村と酒」「パワハラ疑惑」「お願い」の3つです。
まず「西村と酒」。思い出すのは3年前の”赤坂自民亭”です。西日本豪雨の際、自民党議員が飲み会をおこない楽しそうな様子をツイッターに投稿していたことで批判された。
当時の記事を元にすると、
・飲み会終了後、西村康稔官房副長官(衆院兵庫9区)は自身のツイッターにグラスを片手に笑顔を見せる集合写真を添え、約1時間40分後には大雨について投稿。秘書からの情報をもとに、地元の雨は「山を越えた」と書き込んだ。
・さらに、「自衛隊員約2万1千名が人命救助など活動中」とツイートしたが、実際には待機態勢だった。西村氏は官房副長官という役職だけでなく、かつて「命を守る防災・危機管理」という本を出していたから余計に酷さが際立った。
・この問題で痛感したのは西村氏が嬉々として「安倍首相との近さ」をSNSで報告していた姿だった。有権者へのアピールだろうが、その有権者の多くは雨を心配していた。想像力の欠如。
そして今回の飲食店への怖いメッセージである。西村先生にとって「酒」は等身大の自分をちらりと見せてくれるキーワードなのかもしれない。
2点目の「パワハラ疑惑」。
西村先生は菅内閣で経済再生相となった。新型コロナウイルス対策も担う大役である。仕事ぶりは紙面でどう評価されていたか。産経新聞は昨年7月に『コロナ対策の「顔」急浮上』と紹介している(2020年7月3日)。
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この記事にある、番記者からみた西村氏の長所と短所が注目なのです。長所は「政策通で実行力がある。明るい性格で、長老ともパイプがある」短所は「部下の官僚に高い水準を求め、当たりが厳しいことも」