「ファッションショー」「省エネルック」「指三本」 岸田首相誕生で平成のヤバい首相たちを思い出してみた
森喜朗氏も思い出深い。「日本は天皇を中心とした神の国」発言で物議を醸し、政権期の支持率は一桁に。さすがにそんな数字を見たことはなかったため、逆に森氏の凄さを感じた。同氏は東京五輪の大会委員長としても数々の失言を追求されたが、私は一度同氏のスピーチを聞いたことがある。
同氏の地元・金沢の結婚式に出席したのだが、なんと主賓が森氏で新郎新婦への祝福のスピーチをしたのである。通常、結婚式のスピーチというものは退屈なものが多いのだが、森氏のスピーチはとにかく聞いていて楽しいのである。徹底的に新婦を持ちあげ、新郎がいかに感謝すべきか、といったことを説くもので、気付けば20分以上喋っており、しかし飽きることはなかった。
へずまりゅうを候補者にした立花孝志党首を持ち上げていた人たち | TABLO
その他の首相については、小泉氏、安倍氏、鳩山氏、菅直人氏の4人が印象深いものの、この4人と比べるとヘンテコB級エピソードが少なく、あまり書きたいことがない。あ、ただ、鳩山氏については、鳩山氏を模したアスキーアートと、同氏が得意げにファッションショーに登場してドヤ顔を決めたことを思い出す。
↓ 以下、参考画像です。
(文@中川淳一郎 連載「俺の平成史」)