このキラキラ感はAKBにしか出せない 横山由依卒業コンサート アイドルに青春を捧げた12年間の疾走
その中で未だに語り継がれるのが、横山由依が初めて19位になった時の所作。司会の徳光和夫がそのあまりの号泣ぶりに―ー過呼吸になったと言われる―ー本気で心配しいてたほどでした。
このシーンだけで横山由依の性格が伝わったきたのではないでしょうか、情熱・真面目・真剣。これが合わさったアイドルだと。そこを買われて二代目総監督になった横山由依。現在は三代目総監督は向井地美音が担っていますが、これだけの女の子が集まるとまとめる野球で言う、監督が必要でした(初代総監督は高橋みなみですが、因みに彼女のコンサートでの盛り上げ方は出色で、個人的に高橋みなみ、指原莉乃、山本彩の三人がベスト3だと思っています)。
横山由依はそうではなく、むしろバイプレーヤー的存在でした。盛り上げ方にしてもセンターを務めてきた前田敦子、大島優子、渡辺麻友などのような「ザ・アイドル」ではないものの、そのパーソナリティについていくファンは男女問わず多かったと思います。
現に、卒コンの帰り道、女性2人が「ゆいはんの卒業寂しい」という会話が聞こえてきました。「真面目」と言われ、安心感を与えてくれるアイドル。それが横山由依でした。
また、ユニット「Not yet」は僕がもっとも好きな四人組です(大島優子、指原莉乃、北原里英、横山由依)。2011年2011年7月22日から24日の3日間、西武ドームにて開催した、AKB48初のドームコンサート『AKB48 よっしゃぁ~行くぞぉ~! in 西武ドーム』。
季節が夏ということもあって、西武ドーム(当時はドームではなく屋根がついているだけ)はメディア席にいる僕らも汗だくで、ステージにいたメンバーたちは過呼吸になってしまっていました。また初日の出来が悪かったという事で、プロデューサー秋元康から高橋みなみが叱られるという模様はDVDに収録されています。
そこからの二日目。見事にマイナス部分が払拭された、と両日を見ていた僕は思いました。もしかしたらステージは重苦しい雰囲気だったのかも知れません。しかし、客のハートをつかんだのがユニット曲でした。特に「Not yet」の『波乗りかき氷』で客の空気が変わったと感じたのを覚えています。
今回の卒コンでは、大島優子、北原里英、指原莉乃が駆けつけ約6年ぶりのユニット復活。思わず身を乗り出しました。
また、ファンが「やっばり駆けつけてくれた」と思ったシーンは川栄李奈登場ではないでしょうか。タイで活躍している伊豆田莉奈の後に特別ゲスト。
「横栄」が復活か―ー。
横山由依と川栄李奈のコントは「横栄」と言われ、今やAKBグループ卒業メンバーの中で、出色の演技力を誇る川栄李奈との仲の良さは、柏木由紀と渡辺麻友の「まゆゆきりん」と同様、48グループの中でも有名です。特に2人のコントは、現在の「演技派女優・川栄李奈」の片鱗を今から思うと見せていました。勿論、横山由依の演技も然りです。いつしか2人がドラマ・映画で共演するシーンが出てくると話題になると思うのですが……。
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