テレビCMでお馴染みの「大手有料老人ホーム」がクラスターを隠すひどい理由

緊急事態宣言下の六本木ミッドタウン付近。このような事態は避けたい(撮影@編集部)

一日の新型コロナウイルス感染者数が五千人を超えた神奈川県では、不祥事が続いています。

新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の予約を申し込んだ57人のメールアドレスを流出させたとの発表がされましたが、
クラスター発生情報が隠蔽されているという不祥事もあることが当サイトの取材で判明しました。

クラスターが起きているのは、横浜市内の大手有料老人ホームSです。爽やかなテレビCMで知られるSは、複数の事業所で介護スタッフが入居老人を殺めるという悲惨な事件が報じられたこともありましたが、闇は深いようです。

「感染者の情報を支配人が隠蔽したことが諸悪の根源です。死去した入居者の遺体の処理を防護服を着用せずに、スタッフが行ったところ、後から、コロナで亡くなった入居者だと分かりました。そのスタッフと同じシフトのスタッフから広がり、クラスターが発生しました。入居者の3割が陽性になり、介護スタッフの半数、看護スタッフ全員が感染して自宅待機という惨状です」

と従業員が怒りの告発をしました。

感染しただけでも、ショックなのに、追い討ちをかけるような仕打ちが待っていたそうです。

「PCR検査で陽性が出た従業員は、自主的に自宅療養とされ、何の保証もありません。労災申請をしようとしたら、保健所に届けていないことも判明しました。施設の主治医も結託して隠蔽しています。予想以上のブラック企業ぶりにダブルショックです。コロナ禍になってから、県外にある複数の系列施設で、クラスターが発生したことがニュースになったので、支配人も隠蔽に必死になっています。」

さらに非常識な対応が続いています。

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