ウクライナ侵攻「岸田首相にとって地元・広島は重要なキーポイントになっている」 『お笑い公文書2022 こんな日本に誰がした!』発売│プチ鹿島

たとえばこんな指摘もあります。日本ロシア経済委員会ウクライナ研究会委員長を務めた寺島実郎氏は、
「日本がプーチン氏を増長させた面もあることを指摘しておきます。2014年2月、ロシア・ソチ五輪の開会式には、欧米の主要国はロシアの人権問題への抗議で首脳の参加を拒みました。しかし、北方領土問題の解決に前のめりだった当時の安倍晋三首相は参加しました」
「そのすぐ後の3月に、ロシアがウクライナからのクリミア編入を宣言。各国がロシアを厳しく非難し、制裁を科しましたが、日本の対応は微温的でした。北方領土への思惑からクリミア問題を黙認したと世界の人々が受け取ったことでしょう」
と述べていました(朝日新聞3月2日)。検証するならやはりここからです。議論をタブー視してはならないと思います。

『お笑い公文書2022』では安倍氏や菅氏の議論を避ける姿勢について記録しています。そんな安倍さんが今「議論」と言っているのはとても貴重に思える。ぜひあの頃と比較してみてください。楽しめると思います。(文@プチ鹿島 連載「余計な下世話」)