RIZINを悩ます違法アップロード プラットフォーム側の「場所を貸しているだけ」は言い訳
その親和性を利用してか、格闘技人気に便乗してかRIZINの試合模様(というかRIZINに限った事ではないが)の違法動画アップが多発。これらが罪深いのは、今回のファンはこの不景気の中、3000円から5000円を課金して視聴しているのです。
出版業界に例えてみます。書き手が一番、失礼だと感じるのが「読みました。ブックオフで」と言うもの。ブックオフでは印税が入らないので読者と言えるのかと疑問が残るのです。
また、立ち読みももっての他。書き手は時には身体を賭け、取材費を自腹で捻出して記事を書いたりしています。それをないがしろにする行為です。
本は店頭に置かれた時点で誰でも買える状態になり、すなわち公共物となります。従って、表紙は分かりやすく食品に例えると、スナックの袋は商品の「顔」です。が、中身のスナックを食べたら犯罪です。
それと同じような「犯罪」行為を違法アップロードをしている人は自覚した方が良いでしょう。
単純にいくつの刑法違反をしているのか。肖像権は選手にあります。また選手の写真はカメラマンに著作権があります。また違法YouTubeの中には、図々しく広告を入れているケースも見受けられまた。この場合、パブリシティ権が派生すると思われます。これらを権利を侵害している事を自覚しているのでしょうか。
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たまにツイッターで「RIZIN、見られなかったー。YouTubeですぐアップしてくれで嬉しい」という内容のものが見られます。運営は「すぐアップ」は出来ません。公式のYoutubeを投稿を待つのが筋であり、本当のファンの在り方と言えるのではすないでしょう。
せっかくコロナ禍の中、観客入場制限したマネタイズがマイナスになった分、PPVという活路を見出したRIZINの脚を引っ張る行為に他なりません。かえって運営のマイナスになっている事を自覚すべきです。また、YouTube側(Google)も「プラットフォームを提供しているだけ」という言い訳では済まされないのではないでしょうか。「旧2ちゃんねる」で聞き飽きたし、そろそろ場所提供している側の論理も問われても良さそうな気がします。(文@久田将義)