平成のお笑いは「くだらなくて面白かった」 令和のお笑い芸人を育てた番組

「楽しくなければテレビじゃない」と銘打ったフジテレビ。

今やお笑い芸人といえば、テレビの「司会者」「レポーター」や、YouTuber的な存在と思っている若者も多いだろう。しかし、平成の時代、お笑い芸人はまごうことなき「お笑い芸人」だった。何しろテレビで芸を披露する機会が多かったのだから。

代表的な番組が『エンタの神様』(日本テレビ系)、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)、『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』(TBS系)、に加え、『あらびき団』(TBS系)などがあった。

その前としては『ボキャブラ天国』シリーズがあるだろう。初期の頃は視聴者の投稿により、ダジャレなどが再現ドラマとともに披露されていたが、後に今の「ボキャ天世代」と呼ばれる爆笑問題を筆頭とした現在の50代以降の芸人が大ブレイクするきっかけとなった番組である。視聴者投稿以降は、芸人が登場し、ダジャレを言う形になったのだ。

あの頃のお笑い番組は今考えてもかなり面白かったと思う。令和になったらコンプライアンス意識の高まりもあり、ここでは書けないネタも多いが、まぁ、このようなバカな再現ドラマが展開されていたのだ。