新刊『僕とジャニーズ』と『ジャニーズ性加害問題当事者の会』が発足 迫るジャニーズ包囲網
ところで、「全裸監督」とジャニーズ問題の 関連性はご存じでしょうか。 ジャニーズ事務所で田原俊彦が大人気だった頃、田原と関係を持ったAV女優を、全裸監督のモデルになった村西とおる氏がデビューさせたものの、ジャニーズ側が全否定したことから、「ジャニーズ情報局」を村西氏は開設。 ジャニーズを辞めて帰郷していた北公次に 本橋氏が接触したのです。
北公次の告発を知って、本橋氏に接触した 平本氏。平本氏の当事者の会に賛同した大島氏 と3世代を動かしたジャニーズの闇は深く長いものだったことが分かります。
35年の年月を経て2023年。 ジャニーズ事務所の前社長、ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題を巡り、実態調査のため来日した国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のメンバーが東京都内で記者会見し、被害を訴える元ジュニアメンバーらと、事務所代表と面談したと報告しました。
「ジャニーズ事務所所属のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれたという、深く憂慮すべき事態が明らかになった」と国連部会が述べたのを見て、男泣きする平本氏の姿が 報じられました。 ただ、国連部会の見解に対して、「法的拘束力ない」と、松野博一官房長官は記者会見で 述べていますから、政府がすぐに対応することは無さそうです。
外部専門家による再発防止特別チームのヒアリングを14日に受けた平本氏は、 「有意義で、楽しかった。優しく丁寧に聴いていただきました。芸能界で活躍するのに、性加害等、実力以外の要因をジャニーズが率先して性加害の悪習を残さないようにしてほしいとお伝えしました。最発防止チームは、ジャニーズ事務所の代理人ではないので、伝言を受け付けてくれなかったのは残念でした。 来年6月の国連レポートの発表に対して政府の動きがあれば良いと願っています」 。被害者、当事者の会は法的措置を執るのでしょうか。今後の展開に注目です。(文@霜月潤一朗)