「こどもの国」は弾薬庫だった 東京大空襲ドキュメンタリー映画『ペーパーシティ 東京大空襲の記憶』が上映
「観終わった感想は、何とも言えない心に重いものを感じました。国の補償が未だに無く、慰霊碑なども無い事にもビックリしました。 伯父の戦死で祖父母は、恩給をいただいていました。父は、兄貴は死んで親孝行をした。とも言っていましたし、それが何を意味しているのか幼少の頃の自分にはわかる由もありません。 戦地に行った人、原爆に遭って死んだ人だけが戦争ではない。全国の空襲で未だに身体に心に傷を持っている人がまだまだ実在する事を、 この映画を見て少しでも多くの人に知って欲しいと新しい団体「ひと・まち」長津田倶楽部を立ち上げ区民ホールで自主上映を決めました。」と経緯を語る。
「今まで東京大空襲に遭った事を語って来なかったが、この映画をきっかけに語ろうと電話を下さった方が複数人いらっしゃいました。 家族が事実を知る事が一番大事だと感じております。」と話す。なお、「東京大空襲の戦後史」(岩波新書)の 著者の毎日新聞記者栗原俊雄氏をゲストに 迎えて監督とのトークショーも開催される。 (文@霜月潤一朗)