スマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)会見で浮上した「質問者仕込み疑惑」と「弁護士チーム」の正体

また、ジャニーズ事務所が作った「被害者救済委員会」の三人の元裁判官のうち二人が西村あさひ法律事務所OBとその関係者です。 西村あさひ法律事務所OBの森 倫洋弁護士。 森弁護士が代表を 務めるAI -EI法律事務所から定塚誠弁護士。

 

5.与党総会屋的な記者の台頭

東京新聞の望月記者が、当てられていないのに 大声で質問しまくった「ルール違反」に対して、怒号が飛んだり、ジャニーズ事務所を擁護するファン代表のライターがマスコミ批判の演説をしたり、拍手が湧き起こったりと異様な状況。当てる記者に仕込みがされていたとの情報も出ています。

 

6.ジャニ担記者優遇の悪習の継承

ジャニーズ担当記者がいる日刊スポーツ紙等では、記者会見の内容が事前に漏れていました。 前日、当日朝の新聞やネットニュースで記者会見の発表内容の一部が報じられていたのは、 事務所から親しい記者への事前の情報提供が あった以外は考えられません。

 

7.刑事事件の経験乏しい顧問弁護士の誤解

ジャニーズ事務所の顧問の西村あさひ法律事務所は、刑事事件の経験が乏しく、「弁護士界の マクドナルド」等と言われています。 ジャニー喜多川氏が児童福祉法違反だという 記者からの指摘に異論を唱えた顧問弁護士に 刑事事件に詳しい弁護士からは、

「児童福祉法上の児童に淫行させていたり、児童の心身に害悪を及ぼす行為をする目的で支配下に置いていたりしたのは、児童福祉法違反です。 ジャニーズ事務所の元代表取締役の違法行為ですから、児童福祉法62条の3の両罰規定が適用され、ジャニーズ事務所に法人としての事務所自体も罰金刑に処せられる可能性もあります」との指摘がされています。

第六十二条の三 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して、第六十条第一項から第三項まで及び第六十二条第四号の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑を科する。

 

8.東山紀之代表取締役は、未だ登記されていない謎

株式会社ジャニーズ事務所の代表取締役は、藤島ジュリー景子、白波瀬傑の二名体制が9月19日の午後に最後に取得できた登記事項証明書に 記載された内容でした。19日の夕方に変更登記申請がなされてから未だに登記は完了していません。

 

9.井ノ原快彦が代読した藤島ジュリー景子メッセージ

プロセスをプロレスと誤読した井ノ原快彦副社長。若手を指導する立場であり得ないとの声も 上がりましたが、プロジェクターに新社名を映すだけというのもお粗末でした。 天下のジャニーズ事務所ですから、メッセージ 動画を流す等は何故できなかったのでしょう。 甘えと手抜きを感じた人も少なくありません。 以上のように問題点がたくさんある ジャニーズ事務所。今後の展開がどのようになるのか注目です。 (文/写真@神田川涼香)