歌舞伎町でムエタイと忍者体験ができる インバウンドで激変する民泊事情

「忍者体験は、事前予約のツアーに組み込まれたようなところが多いですが、ウチは、前日や 当日の問い合わせにも臨機応変に対応してきました。様々な国のお客さんが日々いらっしゃるので、面白いです。また、近隣にオープンした  ジムが入居しているビルの上階が空いた ので、力也氏は民泊を始めた。

「歌舞伎町等、都心のホテルの宿泊料は値上がりしているので、海外の学生の団体客等に喜ばれています。また、海外から遠征で来日した格闘技選手が、宿泊料の安い遠方の宿に泊まって、試合会場までの移動に時間がかかって、調子が狂うという悲劇からも解放されると思います。また、民泊の下にあるジムを使って試合や大会前の、調整や減量や練習やリハーサルができる ので効率的だと思います。 各種スポーツ団体に使って頂きたいです。」 都営大江戸線と東京メトロ副都心線が交差する 東新宿にあるので、大会会場へのアクセスが 良いのも魅力的な立地だ。 一方、民泊は年間180日しか営業できないので、場所の有効活用も視野に入れている。

「少年野球、サッカー等の遠征。お金をかけずに 合宿できるスペースとしても提供していきたい」(力也氏)  ジムも使い放題なので、タイのムエタイ合宿や修行のような利用から、日課としてジムで汗を流すビジネスマンまで幅広い需要があるようだ。(文・写真@霜月潤一郎)