元ジャニーズ作家が分析する「ポスト嵐は誰だ!?」 ティアラ VS アラシックが勃発?

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『君のうた 初回限定盤』より

SMAPという絶対的な国民的アイドルのポジションを担ってきた嵐。その類い稀なき資質と努力で勝ち取ったステータスから一線を退くという事で勃発したファン同士の抗争が盛んとなっている。

嵐が去った暁にはKing&Prince(キンプリ)の時代だと歓喜に湧くティアラ(キンプリのファン)たちに対して、その代わりが務まるワケがないと怒りで反発するアラシック(嵐のファン)たち。

嵐でご飯を食べている人(仕事)もいれば、嵐で生きているファンもいて、その生きがいが奪われようとする危機感から現実を受け止めらない状況で「嵐が終わってキンプリだ!」と無下に喜ばれると、悲しみ満ちた怒りが爆発して暴徒となり激しい抗争(あくまでもネットで)となっているが、まあ世間的かつ一般論では嵐側に一票でしょう。

参考資料:「大野はグループを辞めたがっていた」 嵐の活動休止宣言で業界内から聴こえてきた”ある噂”

高齢化するジャニーズアイドルたちの中では若手(20代中心)のSexyZoneとジャニーズWEST、そして新星・King&Princeらが新しき時代を背負うべく活躍に期待が集まるところだが、その印象はまだまだ薄い。動員やセールスの数字を見れば驚くほど凄い彼らであり、他の事務所からすれば贅沢すぎるスーパースターだろうが、ジャニーズ内で見たら小さな扱いでしかない。

ただSMAPのときも「光GENJIを超えることはない」とされてきた過去と結果を見れば、セクゾやキンプリが嵐に追いつき超えることだってあり得るのではと……それをやっちゃうのがジャニーさんなのだろうと身内ならそう思うし、そういう現実を見てきたから信じられる未来があるわけだ。

最強のスーパーアイドル光GENJIを超越し一流の国民的アイドルに君臨したSMAPの代わりが嵐に務まるのかと、まさにプレッシャーでしかない嵐のポジションに疑問を抱く方々も少なくない。ビートたけしさん的にはレベルも時代も違うことから嵐はSMAPに勝てないとバッサリ。

参考資料:嵐、活動休止にネットの声は「SMAPの公開処刑の影響か?」「次期社長への反乱か?」「いま辞めさせたれ」

しかし「数字」はSMAP以上の実績(ファンクラブやセールスに視聴率や動員数など)を持つ嵐には現役という強みと若さがある。SMAPにあって嵐にないものは「活動期間の長さ」に加えて何より「記憶」であろう。
25年間のSMAPと比べたらあと5年間足りないが、残された時間は2年弱という限定された。

それが今回の大きなポイント。記録は歴史に残るレベルで十分な実績で、知名度も人気もこの上なきものを得ている。しかし何かが足りないと思わせるのはやはりそれだけSMAPが偉大だったのだろうと認めざるを得ないが、SMAPを超える嵐をコンプリートさせるための第一手こそ今回の会見と発表だった。

もちろん「つかみはOK!」だった。全メディアと諸外国まで速報で走った活動休止宣言は数十億人の目に耳に届いたことだろう。芸能界の内外でも話題は尽きず、その波紋がファン同士の争いにまで発展してしまう勢いだ。しかしまだ「一手目」である。(文◎平本淳也)

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