世界実力No.1アイドルと言われた℃-uteの元センター・鈴木愛理が7月に『武道館単独公演』という大勝負に出る!

2018年01月31日 

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昨年6月に解散したハロー!プロジェクトのアイドルグループ・℃-uteの元メンバーである鈴木愛理が、今年7月9日にソロとなって初めての日本武道館公演を開催することとなりました。ハロプロのグループは幾度となく日本武道館でライブをしていますが、現役メンバー・卒業メンバーを含めて、ソロでの武道館公演は鈴木愛理が初めてです。

女性アイドルグループは数多くあれど、卒業や解散によってアイドルではなくなった元メンバーがソロ歌手やアーティストとして大活躍するケースは、なかなか難しいことです。ハロプロの場合も、卒業後はタレントとしてバラエティー番組に出たり、女優として舞台やドラマで活躍したりすることが多く、ソロで楽曲をリリースすることはあっても、大きな会場でライブをすることはレアケース。元モーニング娘。の後藤真希は卒業後も積極的にソロライブツアーを回っていましたが、休業したことでライブ活動も途絶えてしまいました。

現役のアイドルということでは、AKB48の柏木由紀が横浜アリーナでソロコンサートを開催しているほか、ももいろクローバーZの佐々木彩夏も同じく横浜アリーナで、有安杏果が日本武道館でのソロコンサートを成功させています。しかしながら、アイドルを卒業するとなかなか大きな場所でソロコンサートを開けないというのが現実だといえるでしょう。

AKB48の卒業メンバーたちも音楽活動を頑張っていますが、高橋みなみや板野友美もライブをするなら、収容人数2000人クラスのライブハウスが基本。日本武道館のような1万人規模のソロコンサートはやっていません。

そんな中、鈴木愛理の日本武道館公演は相当な大勝負です。しかもまだソロとしてCDデビューもしていない状態での武道館決定なのですから、所属事務所もかなり気合を入れて売り出そうとしていると想像できます。


アイドルヲタクのあなたにとってこれは他人事ではない!


前述したように、女性アイドルグループを卒業して、歌手やアーティストとして大成した例はほとんどありません。強いてあげるならば、SUPER MONKEYSの安室奈美恵や東京パフォーマンスドールの篠原涼子くらいでしょうか。でも、SUPER MONKEYSはアイドルといえるのかどうかという議論もあるだろうし、篠原涼子は女優になってからのほうが活躍しているし、厳密にはこの2人も"グループアイドル出身歌手の成功例"とは、表現し難いわけです。

時代をさかのぼれば、いくつかの成功例はありますが、少なくとも、いわゆる"アイドル戦国時代"以降のグループアイドルからの卒業メンバーのなかで、日本武道館を1人で埋められるソロ歌手は誕生していません。だからこそ、鈴木愛理の挑戦はものすごく大変なものであり、なおかつ意義深いのです。

「将来的にはソロの歌手になりたい」と夢を抱いて、アイドルグループに入る女の子はたくさんいますが、現実問題としてアイドルを卒業した途端にファンが離れていくという現象はごくごく当たり前に起きているわけです。アイドル時代に実績があればあるほど、卒業後に苦戦するケースも多い。でも、ここで鈴木愛理が"グループアイドル出身歌手の成功例"となることができれば、後から続くアイドルたちに進むべき道を示すことができるのです。

そういう意味でも、今回の鈴木愛理の日本武道館公演を成功させることは、日本のアイドル界における重大なミッションだといえるでしょう。「実力No.1アイドル」と呼ばれた℃-uteの絶対的センター・鈴木愛理ですら、グループが解散したら武道館を埋められなくなるというのは、あまりにも未来がなさすぎる。世の中の美少女たちが夢と希望を持ってアイドルグループに入れるように、素晴らしい成功例をここで作る必要があるのです。

アイドルを卒業してもなお、アイドル界の未来を背負わされるのは、たしかに酷なことですが、鈴木愛理がそれだけの器であるからこその使命なのです。鈴木愛理なら、後輩アイドルたちに輝かしい未来を見せることができるはずです。

もしも今、推しているアイドルがいるのであれば、そのアイドルを応援するつもりで、7月9日の日本武道館公演に行くべきでしょう。鈴木愛理の成功が、すべての後輩アイドルたちの未来につながるのです。


文◎大塚ナギサ

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