小池百合子代表に対する、小泉進次郎氏の攻撃は、容赦なかった。明らかに先週と今週の潮目が変わった10月。「小池代表は出ても無責任、出なくても無責任」と街宣で迫ったのだ。
ボクシングWBOスーパーフライ級「絶対王者」井上尚弥が2017年9月9日でラスベガス初進出で挑戦者に両手を広げて「逃げないで打ってこい」と、挑発した様子を思い出す。挑発だけではない。あれは勝利宣言だった。
が、小池代表は報道の質問にはひたすら、「100%出馬はない」をかたくなに繰り返す。ここに来て、「本当に不出馬ではないのか」と永田町ではまことしやかにささやかれている。
政界は一寸先は闇。今回の選挙は一日ごとに情勢が変わっていく。小池代表がいつ出馬宣言をするのかわからない。理由はいくらでもつけられる。後付け理由は小池代表の得意技だ。
しかし、希望の党に入れた人は小池代表に入れたも同然。その小池代表が国会議員でないのは、どうしても真理に相反する。そこで、小池代表が「誰もから憎まれない国民に人気のキャラ」を隠し玉として用意しているのではないかという憶測が誠しやかにささやかれている。
果たして、その人物とは誰なのか。民間である事には間違いないが......。またここにきて、もし小池代表出馬の暁には東国原秀夫氏や安藤立美副知事などが都知事の席を狙っているではという話もある。刻一刻と変わる今日の政治情勢。明日になるとまた風向きが変わり、意外な人物の名前が挙がるかも知れない。(麻木明)
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