「あいつの逮捕のせいで芸能界の重鎮たちはビクビクしていますよ。警察に対して何を謳うのか分かったもんじゃない。色々と弱みを握られている人も多いから」
ある芸能関係者が〝あいつ〟と呼ぶのは、人気モデル・西山茉希(32)の前所属事務所「オフィスエムアンドビー」の社長・池田啓太郎氏(52)である。「芸能界では〝強面〟として恐れられる存在だった」(同前)という池田氏が覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されたのは、1月下旬のこと。スポーツ紙記者が池田氏の経歴について解説する。
「池田はもともと大手プロダクション『B』のS社長と昵懇で〝オヤジ〟と慕っていました。〝芸能界のドン〟の後ろ盾を得た池田は、やりたい放題。記憶に新しいのは西山との金銭問題でしょう。2017年、西山が給与未払いなどを訴え、スポーツ紙を巻き込んだ騒動になったのです。奴隷契約と主張する西山に対し、池田は『何が奴隷契約だ。とことんやってやるぞ!』とワイドショーで挑発。結局、西山は別の事務所に移籍しています」
たびたび奇行が目撃されていた池田氏だが、芸能界では数年前から「(池田が)覚醒剤を使用している」という情報が囁かれていた。
「今回の薬物事件は、16年2月に逮捕された元プロ野球選手・清原和博にも繋がるんです。清原の逮捕は遊び仲間の元会社経営者・W氏が仲間割れの末、警視庁に情報提供して事件化したわけですが、同じく覚醒剤中毒だったW氏と昵懇だったのが池田なのです」(前出の芸能関係者)
池田氏とW氏という〝覚醒剤コネクション〟の延長線上にいたのが清原だったと言うのだ。
「当然、W氏を通じて池田にも清原の薬物使用の事実は伝わっていました。そればかりではありません。池田は芸能界に蔓延する薬物の全容を知る立場にあったのです。一時期は、大手レコード会社・A社の社長の薬物使用疑惑を掴み、それをネタに業界内で暗躍しようと企てていました」
警察の取り調べに対し、池田氏は芸能界のドラッグ汚染について詳細を語り始めているという。彼の逮捕により、眠れぬ夜を過ごす芸能関係者は少なくないはずだ。
取材・文◎林田誠
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