時折、関西ローカル番組に全国区タレントや著名な役者さんなどが出演されるときがあります。全国放送の番組では、まず出会わないであろう方々と接する新鮮さや、手作り感満載の番組に親しみを感じながら楽しそうにしているなというのが大半の印象です。
しかし、中には間違ったプライドを振りかざして、関西ローカルをバカにしたような「出てやっている」といった態度を見せる方もいます。MBSで放送されていた深夜の音楽番組に出演したオネェ系タレントMが、その最たる人物でした。
その番組は、音楽ファンのために、人気のミュージシャンや音楽ジャンルを番組独自の視点で取り上げて、楽しいトークを展開する音楽情報番組。ここにゲストとして出演したのが、前出のMでした。
"バブル音楽を振り返る"という回で、番組開始早々から、「音楽については、私がいちばん知っているのよ!」的な発言を連発し、番組側に対してトゲがある言葉をぶつけ続けていました。もしかすると、Mが著名な音楽評論家や音楽家であれば納得していかもしれません。しかし、Mのバックボーンに音楽的な素養は垣間見れないので、視聴者は置いてけぼりです。
ただ、正直に言えば、"バブル時代の音楽"について一番詳しかったのは、Mだけだったと思います。とはいえ、この番組は"専門家が専門的に語る"のではなく、取り上げるジャンルについて語りたい、愛好している人々が楽しくトークする番組。それを一切、理解せず、自分の知識をひけらかし続けたM。
果ては、深い音楽談義ができないことへの苛立ちが爆発したのか、もしくは、同じ女性として(?)ライバル心が芽生えてしまったのか、共演していたバブル音楽ユニット(バブリーな扮装でバブリーな音楽を発信している)に絡みはじめました。「荻野目洋子さんは、バブルの領域に絡んでくるんじゃないって思ってるわよ!」「本当は、マジメなクセに!無理してバブルとか下品なことを口にするんじゃないわよ!」などと、怒鳴りつける始末。これは、営業妨害とも言える行為です。
勝手にそう見えただけかもしれませんが、番組後半頃には、Mの言葉にあまりにもショックを受けてしまったのか、バブル音楽ユニットは、言葉の数が減り、個性が消えた普通の女性ユニットに変貌していました。
それもこれも、もしこの番組が、有名タレントが司会を務めて、全国で放送されている番組であれば、このような事態に発展していなかったのでは? と思わずにはいられなかった前代未聞の回でした。(文◎石田健康)
【関連記事】
●あのオネエ系タレントに「副業で下半身おもてなし」疑惑...第二の楽しんご騒動か!?
●「グッディ!」さんはヤラセなんかしない 「オフィス北野」ニセ社員出演疑惑はどうなる?
●恐怖のタクシー! 菊地桃子だけではない芸能人をストーカーする人々