TABLO編集長・久田将義 偉そうにしないでください。

薬物疑惑報道の清原氏、以前から噂になっていた「黒い交際」

2014年03月07日 タトゥ 刺青 和彫り 清原和博 黒い交際

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 元プロ野球選手・清原和博氏の薬物疑惑報道の波紋が広がっている。この週刊文春の報道に対して、清原氏側は提訴に踏み切ることも示唆している。いったい、この騒動はどこに落とし所があるのだろうか。

 記事を見ると、清原氏が週刊文春記者につかみみかかっている場面があった。もし、書かれているように「一生追いつめる」などの言動が本当だとしたら、脅迫罪あるいは脅迫未遂にあたる。公道でのこの言動はチンピラそのものだ。これはヤクザでも下の者がやる行為で、豪快なイメージを清原氏に抱くファンからすれば残念な言動だ。

 僕はこの一報を読んだ時、個人的には「やはり」という感想を持った。清原氏の周囲の噂は決して良いものではなかったからだ。一連のヤクザもどきのファッションや容貌。「男の顔は履歴書」という言葉に一定の説得力があると思う者としては、いわゆる「風体」の「風」は見過ごせない。

 とはいえ、ヤクザ風ファッションが悪いと言っている訳ではない。昭和のプロ野球選手のほとんどが、私服は映画のヤクザ風だったし、髪型もパンチパーマが定番だった。プロ野球選手は、元々アウトローが好きな人種なのだと思う。同じ一流どころのイチロー選手などはむしろ例外だろう。

 以前、歌舞伎町を暴力団取材で訪れて、かの街をその人間と歩いた際、ヤクザ風の男とスレ違った。取材相手のヤクザに「今のはヤクザですよね」と聞いたらびっくりして、「違うでしょ。外見で同業かどうかわからなくなったらヤクザじゃないですよ」と言っていたのを思い出す。

 それほど「風」は重要なのだと思った。清原氏の場合も、顔が高校時代から西武ライイオンズに入団した時と比べて年齢とは関係なく、「顔つき=風」が変わっていったように見える。

 また、脚に刺青を彫っている点も考察したい。彼のそれは、西洋のタトゥーというより、ヤクザ者がする和彫りのようだ。また、年末の特番で出演した際、肩にテーピングをしいていた。僕は職業柄、そういう点には敏感で、プールや温泉でタトゥーや刺青を隠す際のそれに見えた。ちなみにヤンチャで売っている某人気芸人も昔の名残で刺青が残っている。

 よく言われるのが、刺青やタトゥーは一か所入れたら、もう一か所、もう一か所と入れたくなるものだ。清原氏も脚に入れたのち、もう一か所入れたいと思って肩に彫ったのではないかと思った次第だ。

 清原氏とヤクザのつながりは、以前から噂レベルではよく囁かれていた。関係者に話を聞くと、「そういったことはあると思う」と答えが返ってくる。また、ステロイドと糖尿病の話も聞いていたという。ステロイドといえば、清原氏が総合格闘技にのめり込み、秋山成勲選手のセコンドによく付いていたことを思い出す。いまだに格闘技ファンの間では語り草になっている桜庭和志戦での「ツルツル事件」でもセコンドを務めていた。

 ヤクザとの関係はあくまで業界人の噂レベルといったものだったが、少なくとも前述したように、ファッションや刺青などから判断するに「カブれていた」ことは確かなようだ。ただし、覚せい剤の話は関係者からは出なかった。

 僕個人としては、週刊文春の取材力には敬意を持っている。直近だと佐村河内守氏のスクープや飛鳥涼の薬物疑惑などをスッパ抜いてきた。最近の芸能ニュースの中心は週刊文春を中心に回っていると言ってもいいほどだ。

 だが、清原氏側の反撃で、裁判になった場合はどうなるだろう。たとえ、清原氏が覚せい剤を使用していたとしても、すでに体から抜けていれば証明は難しい。入院したとされる足立区の病院に取材しても、患者の情報を漏らすはずがない。裁判が進めば、証人で呼ばれる可能性もある。そこで真相は明らかになるかも知れないが、果たしてそこまでするだろうか。事態の推移を見守っていきたい。

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Written by 久田将義(東京ブレイキングニュース編集長)

Photo by 男道 (幻冬舎文庫)

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男道 (幻冬舎文庫)

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