楽しんごのいじめ告白本『泥だらけの制服』(11年/ワニブックス)読了。冒頭部分に「殴られたり、蹴られたりしました。カッターでくちびるを切られたり、ホッチキスで指を留められたこともありました。水をかけられたり、たばこの火を髪の毛や眉毛に押し付けられたりもしました。もっとひどいことをいっぱいされて、つらくて、つらくて、もう生きていくことに耐えられま せん。だから、僕は死ぬことにしました」という中学時代の遺書が載ってるんですが、いまとなっては彼の付き人による告発文にしか見えないから人生いろいろ。そんないじめの反動で彼が暴力的になったのかと思ってたんですけど、ゲイバーの同僚が牛丼屋でどうみても同じ量なのに「突然キレて、店員さんの胸ぐらをつかみ、やくざが乗り移ったかのように」「てめぇ、あたしのだけ肉が少ないじゃねぇか!!」と叫んだとき、ゲイバーのママに「あれは女性ホルモンを投与している副作用」「ホルモンバランスが乱れ、精神的に不安定になる人が多い」と言われたエピソードが出てきたことで、もしかしたら彼がキレやすいのも女性ホルモンを投与しているせいなのかもと思いました。あと、DSE制作でPRIDEの格闘家が大量に出演している映画『殴者』に彼が出演していたというエピソードに爆笑。この映画によって俳優に向いていないことに気付いたらしいけど、PRIDEファイターと同じぐらい『殴者』というフレーズが似合っているのは確実!
【関連記事】
盗用問題で佐野眞一と唐沢俊一...『ほぼ日刊 吉田豪』連載98
Written by 吉田豪
Photo by 泥だらけの制服
【関連記事】
●あの美人姉妹女優に高校時代の生真面目すぎるブチ切れエピソード発覚
●アイドルユニットAeLL.の鷹那空実が初水着DVD「ロケはメンバーの篠崎愛ちゃんも一緒でした」
●ゆ、結いの党!? 政党のキラキラネーム化が深刻に...プチ鹿島の世相コラム『余計な下世話!』vol.23