3月6日、『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)で、ほぼ全盲の芸人・濱田祐太郎さんが優勝し話題となりましたが、女性を中心にこんな声が多く上がっています。
「妻夫木聡クンに似てない!?」
「イケメン!」
となると当然群がるのは、カキタレ志望の女性たち。芸人のカキタレといえば重要なのは容姿です。
ぱっちりとしうるんだ目元に、色白の肌、白桃のようなピンクの頬に、抜け感のあるゆる巻きヘア。そして淡い色のワンピースから隆起する、豊満なバスト。それで「お笑いなんて興味ないけど、友達に誘われて来ました」というきょとん顔で芸人合コンに参加して意中の芸人の隣に座れば、「あっっっ!」という間に挿入です。
でも、ほぼ全盲のイケメン芸人にはそれが通用しないのですから、ひゃっはー! ざまあみろ! と口角泡飛ばしたくなりますよね。
濱田さんは優勝会見で「声のかわいい女性タレントと共演したい」と明かし、3月7日付けの毎日新聞の取材に対し、その詳細を説明。かわいい声は「セクシーな声」を指すといい、「結婚してからの鈴木奈々さん」と、「離婚した後の小倉優子さんの声」だそうですから、カキタレを目指す女性たちは、モテ声帯になるしかありません。
また、性格の良さも重要なアピールポイントになりそうなものですが、これに異を唱えるのが知人の全盲男性。彼は「合コンで、あからさまにかいがいしく世話をしてくる女の偽善を見抜くのが大好物」だという悪趣味の持ち主。優しさが仇となる場合もある、ということです。
そんな"優しさ"で、濱田さん優勝と同等に話題となっているのが、松竹所属の芸人・紺野ぶるまさんです。審査結果が表示されたモニターを見ることができない濱田さんの隣で、紺野さんが結果を読み上げ伝えていた場面が映ると、
「優しい!」
「性格がいい!」
「こういうことが自然にできるひとはすごい!」
と、絶賛の嵐。コメントに記名表示のあるサイトでは、中年男性と思われる人物からこんなコメントも。
「医療事務の資格を取れ!」
「嫁にしたいタイプの人だね」
医療事務を一体どんな仕事だと思っているんでしょうか? そして、献身的にサポート=嫁、という固定概念があるのでしょうが、きしょすぎです。というかおまえは姑か? 嫁って言うな。妻って言え。
さて、紺野さんの優しさについて、すでに7日放送の『とくダネ!!』(フジテレビ系)で言及していました。梅津弥英子アナがこのことについて濱田さんに尋ねると、彼はこう言っていたといいます。
「それも含めてイメージアップのためやったとしたら、ぶるまさんってどんだけすごい人なんやと思いました」
やはり性格良いアピールはあまり響かないのかもしれません。
イケメン全盲男性ととりあえずパツイチキメたい女性のみなさん。大丈夫ですよ。かわいいは作れる! かわいい声帯も作れる! 離婚後のゆうこりんが最旬! 今っぽ声帯で最強かわいく演出しちゃお! (文◎春山有子)
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