とんでもない嘘外交! 安倍首相辞任の裏で「日中友好」の中国高速鉄道建設が「遅延」 アメリカも激怒する日本の弱腰っぷり

2020年8月29日、日本では安倍首相が辞任を表明した日の翌日に、タイではかつて「日中友好」として計画されたタイでの中国高速鉄道の日中での建設計画が「遅延」することがタイで発表されました。

中国の高速鉄道イメージ(写真:ThePattayaNews報道)

このタイでの「日中友好」での中国の高速鉄道建設は、2018年10月に安倍政権が「日中友好」の方針の下で計画したものでした。2018年10月28日、日本の安倍首相(肩書はいずれも当時)は訪中し、「日中友好」の推進のために、タイでの高速鉄道建設を含む52件の協力覚書を締結したのです。

2018年10月26日:安倍首相訪中、署名式へ立ち会い(写真:<日本>首相官邸)

この2018年10月の時点で、中国政府としては既に米国との関係が貿易戦争などで非常に緊張しており、当時の中国政府としては日本やフランス、シンガポールなど第三国に接近し、国際社会での中国への支持を増やしたいという思惑が垣間見える中で、中国側も「日中友好」を進めていたのです。

そして翌年の2019年3月6日、中国の全国人民代表大会(全人代)に中国政府は「一帯一路」の発展に向けた施策として「中国と日本がタイで(第三国市場における)協力を開始した」と発表したのです。

こうして計画されたのが、タイの高速鉄道のうち特に日本企業の生産施設が多いエリアを結ぶ路線の、バンコクのドンムアン空港、スワンナプーム空港と、ラヨーンのウタパオ空港を結ぶ総延長約220kmに、「日中友好」の一環として中国の高速鉄道を日中で建設するという計画でした。

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