「論破カッケー」の弊害 論争ではなく「言い負かせただけ」の印象操作
8月13日にこんなツイートをしてみました。
【もう何回も何回も繰り返していますが論破カッケーやめましょう。論破していないし。YouTubeのは「言い負かしている」だけだから。滑舌良く早口で喋って「頭悪いんですか」「話そらさないでください」「それ嘘ですよね」みたいな言葉を間髪入れずに挟む。相手が詰まる。論破じゃない、印象操作です。】
思ったより多くリツイートされていたので、賛否両論あったと思います。「論破カッケー問題」(「論破問題」ではない)はここ、数年僕のなかでもやもやしていました。
論破ってカッコイイですか? 論破された側はカッコ悪いですか? そもそも今のネットでの論破って論争になっていますか? 結論を先に言うと「言った分だけ、得した人を称えるショー」になっています。
30日現在あるライターさんがひろゆきさんを例に挙げて、同じ感じの記事を書いていらっしゃいました。
「論破王」などと言われてしまっているので、例に挙げられるのは仕方ないかも知れません。
僕が「ひろゆき、論破すげえ」的なネットの書き込みを初めて目にしたのは「デギビジ」(テレビ東京)での勝間和代さんとの「対決」でした。もう約10年前になるでしょうか。ネット民が言う、「写像」問題です。
勝間さんが論議の最中に「写像」という言葉を使われた際、「何すか? 写像って」とひろゆきさんが尋ね、勝間さんが「ダメだこりゃ」と小バカにした感じでつぶやきました。そこでひろゆきさんが「写像って余り使われない言葉なのに、ダメだこりゃって人を呼んでおいて失礼じゃないですか」と言い、勝間さんが話を逸らすというものでした。この時は勝間さんが論点をずらしまくっていたのでそちらの方に僕の興味は湧いていました。議論が出来ないのにテレビ番組のMCしているんだ、とす感心しました。
それと、勝間さんは「ひろゆきさんは挨拶する時名刺を渡さない」と名刺問題にズラして行ったので会った当初から気にくわなかったのでしょうね。因みに、何を話したかお互い忘れていると思いますが、僕も10年くらい前、ひろゆきさんと挨拶をした事があります。その際、名刺交換を普通にしているので、「名刺交換しない」事はないですね。