10連休中に予想される「空前のリスク」 急激な円高や株価の暴落が起きても“見ているだけ”の地獄が来る!?

一般的にFX取引は損失が大きくなると、一定の水準で自動的に清算する「ロスカット」というシステムがあるんです。つまりヘッジファンドによる円買いで円高が進んだとき、ドルを買って保有していた投資家は急激な円高を受けて自動的にドルが売られてしまい、さらに円高に拍車がかかることに。そして、最初に円を買っていたヘッジファンドや投機筋が大儲けするというカラクリです。

まさに「日本の個人投資家、狙われてるやん」という話です。ヘッジファンドの仕掛けに対して〝なすがまま〟というか、指をくわえて見ているだけなんですから、もう負け確定という話じゃないですか。

この動きたくても動けないという状況は、投資している人にとって致命的です。また、日銀を始めとする銀行もお休みですから、ヘッジファンドの売りに対して買い支えするみたいなことも即座に行動できないんじゃ…。

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まあ、国も連休中の〝対策〟をしているとは言ってますが、それでも安心感よりリスクへの不安が大きいです。ヘッジファンドからすれば、これほど美味しい状況はないわけで、静観しているということは考えにくいような気がします。“お金”に関してはハゲタカみたいなやつらというイメージなので、いまから舌舐めづりしてるんじゃないでしょうか。

そして、この連休中には世界中で金融や経済に関連する発表が行われます。