「日本人はオカマとしてもお金を払ってくれる!」 出張のついでに歌舞伎町で売春するのが楽しみだったフィリピン人経営者を現行犯で逮捕・勾留

夜の歌舞伎町を歩いていると、路上で声をかけられることはよくあることです。

今回取り上げた裁判の被告人のようにある意味では無邪気にやっている人もいれば、様々な事情を抱えて路上に立つことになった人もいます。
時折「浄化」という、違法行為をしているにせよとても人間に対して使う言葉ではない名目を掲げて取締りが行われることもあります。行政や警察はただ彼女らを排除することのみを考えて、摘発や危険な目に遭うリスクを背負ってでも路上に立ち続ける彼女たちの背景に目を向けていないように思えます。

2020年のオリンピックに向けて今後はよりいっそう摘発は厳しくなることが予想されます。それでもおそらく、歌舞伎町の路上から彼女たちの姿がなくなることはありません。(取材・文◎鈴木孔明)

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