ジャニーズで今、何が起きているのか? 公正取引委員会の調査が入っていることは、どのメディアも知っていたはず

「不発に終わった」

と、とある週刊誌記者は言います。

「聞き取り調査をしたとしても、まさか本人たちが“圧力をかけました”というはずもないし、テレビ局側も“圧力をかけるよう言われました”と話すはずがないですから」

前出の『ジャニーズで今〜』にも、テレビ局関係者の話として、こうあります。

<昔からメリーさんは、所属タレントが辞めると徹底してあちこちに連絡をしたと聞いています。もちろん直接的な言い方はしませんよ。そして、テレビ局の人間が「嵐を使いたいんですが」とジャニーズ事務所に打診する。すると「誰が出るんですか?」と質問されるので「○○さんです」と返答すると、「じゃあ嵐は出ません」と。人気者を武器に、そういった駆け引きをするわけです>

さらに。

<とある番組で、出演が決まっていた若手イケメンタレントがいたんですが、「ジャニーズのタレントさんも出るから、今回、彼の出演はなしで」と、チーフプロデューサーから言われたことがあります(中略)「○○さんが出るんですか。それなら、あなたとの付き合いは今後考えないとですね」なんてことを昔何度か言われ、それで忖度するようようになった、というパターンはよく聞きます(中略)トラブルを避けることは局内で出世している人ほど確実にあります>

当の芸能人たちもそうした“忖度”を肌で感じてるようで、『週刊文春WOMAN』(19年正月号)での草なぎさんと笑福亭鶴瓶さんの対談で、鶴瓶さんが草なぎさんの民放出演について、

「今はまだちょっとあかんみたいなことを言う奴がおるやんか」

と語っています。