テレビ局幹部にズバリ聞いた 「ジャニーズ事務所からの圧力はあったのか?」 タレントが古巣を離れると“干される”不思議

「無名から一人前のタレントにまで育てたのは事務所だからです。会社としては手塩にかけて育てた子供が、知名度が上がった途端に会社を辞めて他所へ移るというのは、ちょっと恩知らずだと思うんですよね。だからと言って、やり返すではないですけど、テレビ局に〝あいつを当分使わないで〟と圧力をかける行為は、パワハラと捉えられてもおかしくないことだし、絶対にあってはならないこと。ですが、タレントを起用する局は、なにも事務所の言いなりになっているのではなくて、なぜあのタレントは突然事務所を離れることになったのか、そういった背景を読み解く努力をします。簡単に言えば、空気を読むということになるんですかねぇ。とにかくその上で、その事務所との付き合いの長さや今後のことを踏まえて、最終的に局として、離れていった者を番組として起用するかしばらくやめておくかを熟考します」(同上)

年々取りざたされる事務所とタレントの契約トラブル、または確執。国民的アイドルだった女優の能年玲奈は、独立報道後にあからさまに仕事を干された挙げ句、改名を余儀なくされました。能年玲奈という名前は、彼女の本名。どんな背景があったにせよ、本名まで奪われる形となったのは、世間に大きな衝撃を与えました。ほか、いまだ決着がつかず痺れを切らしたのか、日本を離れてアメリカ在住となったモデルのローラ。最大手とされるバーニングプロダクションから独立した女優の水野美紀は、たちまちテレビ局からのオファーが途絶えました。数えたらキリがありません。

それではズバリ、前出の民放テレビ局幹部に、ジャニーズ事務所は元SMAPの3人に対する圧力を行なっていたのか聞いてみました。