パニック障害のクスリを飲んだ男はうつむきながら車を運転し対向車と… 男が裁判で語った事故時の症状とは

被害者の男性は、

「信号が青になったので発進したら、突然対向車線から被告の車がはみ出してきました。被告はうつ向いていて前を見ていませんでした。急ブレーキを踏んで自分の車は停車しましたが正面衝突してしまいました。自分も動けなくなっていたのでよくわかりませんが、被告はその時車の中で横になっていたようです。その後被告は車から出てきて道路に座り込んでいました」

と供述しています。
この事故を目撃していた人もいました。この方は看護師をしている人でした。

「車同士が正面衝突しているのを目撃しました。衝突後、被告は運転席から助手席の方へ横になっていました。その後、車から出てきましたが足許が覚束ない感じでフラフラしていました。クスリか酒だと思いました。かけよって声をかけるとうわごとのように『何もわからない、何も聞こえない』と言っていました。携帯電話を取り出して操作しようとしていましたが、それもうまくできていないようでした」

事故当時、彼は「デパス」という薬を服用していました。5年前からパニック障害の症状を起こしていた彼にとってデパスは日常生活に欠かせないものになっていました。

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