パニック障害のクスリを飲んだ男はうつむきながら車を運転し対向車と… 男が裁判で語った事故時の症状とは

「パニック障害で過呼吸や吐き気、めまいが起きることがありました。デパスを飲めばおちつきます」

狭い場所にいるとパニック障害の発作に襲われることがよくあったそうです。

事故当日、仕事が休みだった彼は車に乗って映画館に出かけました。家を出る前、映画を観ている最中、そして映画館を出てすぐにデパスを服用していました。

以前から彼は時折デパスを服用した後に車を運転していました。それで交通事故は一度も起こしたことはありませんでした。

「医者や家族からは服用後の運転は控えるようには言われていました。でも今まで事故を起こしたことはなかったし、いつも通っている慣れている道だから大丈夫だと思ってしまいました」

しかし事故当時は何故かクスリの効き方がいつもとは全く違っていました。

「運転中、だんだん視界がぼやけてきて何を見てもしっかり焦点が合わなくなりました。深く物事を考えることも出来なくなっていって…」

その後、彼は事故を起こしました。