猛暑での危険性を指摘される東京オリンピック 無理やり開催する仰天理由|プチ鹿島

インタビューの見出しには、

「”現実”を今、”経験”できた・・・」
「実証実験のチャンス」
「日本のイノベーションを世界に発信するチャンス」

とある。つまり日本の技術でこの暑さを乗り越え、世界に見せつける機会なのだと。

ではどんな実証実験がおこなわれたのだろう。日刊スポーツが五輪テスト大会の暑さ対策をまとめていた(8月7日)。

それによると、

・ミストタワー
・かぶる日傘
・医者いる救護所
・ゲートにアサガオ
・涼しい休憩所
・土産的冷涼グッズ

世界よ、これ東京五輪のイノベーションだ!

これらは観客用の対策なのだが、実験結果が東京新聞に書いてあった(8月7日)。冷涼グッズは「冷たさをあまり感じない。意味がないのかも」(都内の女性)。で、ミストの効果は限定的……。

驚くのは次だ。組織委員会のある理事は「最後は観客の自己責任になるのではないか」と述べたという(7月30日理事会)。

さらに驚いたのは朝日新聞の記事。「五輪の猛暑 観客も備えよう」(8月10日)。記事の最後、気象の専門家の言葉。

「一般の人も、事前にアスリートと同じように暑さに慣れる体作りが必要」

ええええええ!