猛暑での危険性を指摘される東京オリンピック 無理やり開催する仰天理由|プチ鹿島

《観戦する2週間前から、朝などに屋外を30分以上歩いたり、湯船につかったりして、汗をかく習慣を身につけることを勧める。》

まじか……。森喜朗会長が「ある意味チャンス」って言ってたじゃないか……。こうして日本はかつて戦争に突き進んでいったのだな。 しかしどうしてそんなに五輪にこだわるのだろう。開催する必然性はあるのか?

ひとつのヒントになるのはこちらの記事。

『神宮外苑 高層化なし崩し』(朝日・7月25日)

わかりやすく言うと、美しい景観を守るために高さ制限「15メートル」だった明治神宮外苑が新国立競技場をつくることで一気に「80メートル」に引き上げられたのだ。港区青山通り協議会の方はこうコメントしている。

《五輪開催にも、再開発にも、反対ではない。それでも、民間事業者の利益優先に見える開発計画と、引きずられるように規制を緩める行政の姿勢に違和感を覚える》

だれのため、何のための再開発なのか。東京五輪は本当にアスリートファーストなのか。

神宮再開発が第一の目標(開発ファースト)だと見立ててみると、このクソ暑い時期ですら五輪をやる意味も理解できる。ここらへん、もっとメディアに深掘りしてほしいです。(文◎プチ鹿島 連載「余計な下世話」)

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