アマゾン火災を訴えるローラやブルゾンちえみ しかし無精査のフェイク写真拡散で真実がねじ曲げられていた
同じくAFP通信も8月23日に【検証:アマゾン火災、無関係の写真がネットの怒りあおる】と報じ、無関係の写真のひとつとして、【シェア件数が特に多かった写真の一つに、息絶えたように見える赤ちゃんを抱くサルの写真がある。だが、この写真は2017年にインド人のカメラマン、アビナッシュ・ロディー(Avinash Lodhi)氏がジャバルプル(Jabalpur)で撮影したもの】と解説。ローラさんが投稿した猿の写真と一致することがわかります。
APF通信は他にも古い写真をあげて撮影時期などを解説。これにはツイッターで「アマゾンの森林火災、どれが本物でどれがデマかもわからん」「アマゾンの火災が気掛かりですが、デマの映像なども多いみたいなので引用しにくい」と困惑するユーザーがちらほら。
なかには、アマゾンの惨状を伝える善意のツイートがあり、
現在、亜熱帯地域アマゾンで大規模な森林火災が起きているのを皆さんはご存知ですか?この火災は計り知れないスピードで進んでいます。人ごとではありません。私達の地球が大変なことになっています。知り合いから伝えていきましょう。やれる事は何かしらあるはずです。?????#PrayforAmazonas pic.twitter.com/vIwUysGesv
— タイシロウ??国際協力 in Bolivia (@IK11rrrnore) August 22, 2019
彼の元には「情報ありがとうございます。大変なことになっていますね。ただ(中略)今回の火災と関係のないものがあるようです。誰にでも関わることで正しいことを伝えるツイートですからこういうことも一緒に広まって欲しいと思います」とのコメントが寄せられ、それに対して彼は「SNSをやる以上そこも気をつけないといけないところですね。情報共有ありがとうございます」とレスポンスしていますが、AFPの記事と照らし合わせると、まさに関係のない写真だったのです。
情報ありがとうございます。大変な事になっていますね。ただこの衝撃的な画像、https://t.co/6G4Id2jZKT
の様に今回の火災と関係のないものがある様です。誰にでも関わる事で正しい事を伝えるツイートですからこういう事も一緒に広まって欲しいと思います。— ?ぶにすけ (@bunisuke) August 22, 2019
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