『売国奴ナンバー』を恐れる富裕層 不買運動続く韓国で「日本車の牙城」 レクサスを襲う新たな試練|李策

韓国ではこの9月から、新たに登録される車両のナンバープレートが3桁+1文字+4桁に変更された。つまり、8桁のナンバーを付けた日本車は、「不買運動が始まって以降に売れたクルマ」であることが一目瞭然となり、オーナーは多かれ少なかれ、周囲の視線を気にせざるを得なくなる。実際、すでにネット上では、日本車の8桁ナンバーを「売国奴ナンバー」と呼ぶ向きが見られるという。

江南3区の富裕層は、海外経験も豊富な人々が多く、日韓関係も冷めた目線で見ている印象が強い。しかし、彼らは金持ちである。敢えて日本車に食指を伸ばし、なんとなくすわりの悪い思いをせずとも、メルセデスやBMWを買うことのできるユーザーも多い。

ただ、プレミアム・ハイブリッド車としては、韓国でもレクサスへの評価が圧倒的に高い。度重なる試練の中、日本車の真価が問われることになる。(取材・文◎李策)

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