飛田給熱中行軍! ラグビーワールドカップで死の彷徨 2020東京五輪で観客が熱中症死するこれだけの理由
スタジアムに入り、席に着く前にまずはドリンク・フードでも……と売店を見ると、ここでも長蛇の列です。この大会のためだけに寄せ集められた急造バイトは無駄に美女揃いですがすこぶる手際が悪いです。スポンサーがらみで「マスターカード使えますよ!」と宣伝していますが、急造美女バイトのオペレーションでは現金より確実に遅くなるので極力使わないようにお願いしたいですね。
「フードもドリンクも売り切れ続出! なにも買えない!」などtwitterでも多数の苦情が報告されていますが筆者も例に漏れず、開始1時間前にもかかわらず、フードは品切れ多数。ソフトドリンクにいたっては「水」と「グリーンダ・カ・ラ」(ともに250円)しか残っていませんでした。大会開催2日目(残り42日)にしてすでに品切れ起こすというていたらくには笑うしかありません。
ビールはハイネケン350ml缶を紙カップに移して700円です。隣の売店では同じものが1,000円で売られていましたが、この値段の違いはちょっとよくわかりません。「ワールドワイドパートナー」ことハイネケンがスポンサードしているためビールだけは潤沢に在庫があるようですが、フードもなしにビールだけ飲んでいたら死にそうです。ハイボール、チューハイは350ml缶で600円。チューハイはもちろん、ストロングゼロ9%です。
イベント会場の飲食物がぼったくり価格になるのは致し方ないことですが、飲食物完全持ち込み禁止、かつ水を1杯買うのに30分以上も並ばなければいけないとなれば、これは生命の危機です。
繰り返しますがこれがもし猛暑の東京五輪だったら……仮に熱中症の症状が出た場合、40分以内に体温を下げることが急務となってきます(日本スポーツ振興センター)。しかも売り切れの可能性もある、となれば死亡リスクはより高まります。死にたくなければ、トイレの水を飲むしかありません。そして絶望的なことに、男子トイレすら混んでいる!
東京五輪では小池百合子都知事があれこれ対策を講じているようですが、かぶる傘や打ち水よりも、まずはいつでも水を飲めるようにしていただきたいですね。アクアクララにスポンサードしてもらいましょう。
参考記事:ラグビーワールドカップで「フードコーナーにブーイング」問題 個人的心得でのラグビー観戦|久田将義 | TABLO