飛田給熱中行軍! ラグビーワールドカップで死の彷徨 2020東京五輪で観客が熱中症死するこれだけの理由

 さて、ほうほうのていで買い出しを済ませ、ようやく着席。5万人の大観衆のなか展開された白熱の試合は言うまでもなく最&高!なわけですが、あの売店の行列を思うとハーフタイムに追加で何かを購入する気にもなれません。

帰りも混雑! とにかく混雑!

スタンドにもハイネケンの売り子がときたま出没するのですが、売っているのはもちろん、ビールだけです。水やソフトドリンクは売っていないので、子供やアルコール飲めない方は飢え死にします。さらに、エンカウント率は低く神宮球場ヤクルト戦の10分の1以下(体感)。当然ながらちょうどいいタイミングで現れてくれるはずもなく、後半戦はほぼ飲まず食わずのストイックな観戦を強いられることになりました。

選手たちは文字通り命がけのパフォーマンスで大会を盛り上げているというのに、サポートするべき運営サイドは大人の事情ばかりを優先しているようで、お金を払って見に来ている客への配慮はみじんも感じられません。テレビ観戦を推奨しているのでしょうか?

しつこいようですが来年の東京五輪で同じ轍を踏むようであれば、歴史的大失敗は目に見えています。訪日観光客は4,000万人ともいわれており、ラグビーW杯の実に100倍! 予想される被害も100倍!

こんなお粗末な体験は一生に一度にしていただきたいですね。(取材・文◎佐村豪志)

あわせて読む:猛暑での危険性を指摘される東京オリンピック 無理やり開催する仰天理由|プチ鹿島 | TABLO