紗栄子がママの顔 ってオイ、なんだよ「ママの顔」って! 母親になったからって顔まで決め付けてくる世間|春山有子
2017年6月、第一子妊娠中の榮倉奈々さんが、インスタグラムに、ノーメイクにノーヘアスタイリングのラフな自撮り画像をポストすると、「妊娠されて雰囲気が変わりましたね」「お母さんの顔になってる」「ママの顔してる」。
2018年3月、第一子妊娠中の佐々木希さんが、髪色を変えたばかりだという、歯を見せた笑顔の画像をポストすると、「顔つきが変わりましか?」「ママの顔になってきた気がする」「以前より優しい顔つきになったね」。
最近では、今年7月、第一子妊娠中の川栄李奈さんが、AKB仲間とベビーシャワーを行ったことをインスタグラムで報告すると、「川栄ちゃん、ママの顔になってるー!」。
9月には、3月に第一子を出産した前田敦子さんが『しゃべくり777』(日本テレビ系)に出演すると、SNS上には視聴者から「あっちゃん、すっかりママの顔やん」などのコメントが並ぶ始末。
そんな風潮に唯一カウンターパンチを繰り出したのは、SHELLYさんでした。2016年8月、展示会イベントに出席した際、育児等について言及したなかで、「生まれた瞬間、お母さんという名前がつくけど、正直自覚がそんなに(ない)」とリアルな心境を明かしつつ、仕事で頻繁に「ママの顔になったね」と言われることについて、「本当かよって思う」と苦笑いで答えたのです。
しかしそうした反応はマイノリティなのか、SHELLYさんが果敢に挑んだ2ヶ月後、『マイナビウーマン』は「ママっぽくない女性の特徴6つ」なる記事を配信(10月22日付)。
冒頭から、<「ママ」になった女性には、自然と「ママらしい雰囲気」が身についてくるものですが、中にはそれを感じさせない人も……>といった調子で、SHELLYさんの訴えはどこにも響いていないことが伺えます。
さらに、男性に「ママっぽくない女性」についてアンケートを取ったというテイのそれは、
参考記事:大きなお話世話だけど蒼井優とは雲泥の差で女子から不人気な宮崎あおいの結婚騒動のことを考える|春山有子 | TABLO