母はユーチューバーと付き合い出した娘を心配していた 錯乱状態になり隣の家に飛び込んで逮捕 裁判で語られた“クスリ”の恐怖
彼女は以前から心療内科に通っていました。母が心配していた「心のバランス」とはこのことです。
「高校生の時から父と仲が悪かったです。父には精神的な暴力というか、言葉で追い詰めるような部分がありました」
「父にイジメられすぎてボロボロになって、病気になりました」
と、彼女は父に関して供述しています。
両親は彼女が大学に入学後に離婚し、父は出ていきましたが、彼女の一度崩れた心のバランスは治らず、大学は3年生になった時点で「精神的なもので体調が悪くなりすぎて通えなくなりました」と、退学してしまいました。
その後、いくつか仕事をしたようですがやはり精神面の問題でどれも長続きせず
「辛いときは休めるし、出勤の融通が利く」
ということでキャバクラ勤務に落ち着いていました。
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「前にも現実の辛さから逃げるために病院でもらったクスリをいっぱい飲んで緊急搬送されたこともあります」
「今思うと、クスリで現実から逃げるクセがついていた気がします」
このような話を聞けば、彼女がずっと危うい状況にいたことは容易にわかるはずです。
そんな彼女に対してシミズは、覚醒剤を勧め、自分の持っていた覚醒剤を使用させました。
まだ20代前半の若さにくわえて、いわゆる「メンヘラ」の女性です。覚醒剤を勧めても断ることができるような相手ではないことはシミズにも理解できていたはずです。
「無理やりでもなかったし断ろうとも思いませんでした」
と、彼女は勧められるがままに覚醒剤を使用しました。