女性と関わったことがない… 頭は良くても仕事ができない… ストレスの溜まった男(34)は小学校へ侵入し――

会社だけでなく、同居する両親ともうまくコミュニケーションは取れていませんでした。同居する父親の話です。

「社会人になってからは家族で食事をすることもなくなりました。頻繁に息子の部屋に入って片付けをしていました。趣味のフィギュアがあまりにも多くて…自分で片付けるように言っても下を向いて黙りこんでしまうばかりでした」

誰とも関わりを持てず、会社では怒られてばかりの日々。ストレスも溜まる一方だったのだと思います。そんな生活を送る中で、ある日とうとう彼は爆発してしまいました。

小学校に侵入して面識のない女子児童の体操服の匂いを嗅ぎながら自慰行為をしているところを発見され捕まったのです。

この時は裁判になることも会社に知られることもなく済みました。

逆にそれが良くなかったのかもしれません。一度捕まっただけでは彼は懲りることなく、再び同じような犯罪に走りました。

「トイレを貸してください」

そう警備員に断って彼は中学校に入りこみました。しかし、彼は一階にあるトイレに向かわず階段で二階へと昇っていきました。

警備員は、