マイナンバーカードを利用した「マイナポイント」が来秋スタート? 始まる前から失敗が目に見えている事業に「また税金の無駄遣いか」の声
まず、「マイナポイント」を利用するためにはマイナンバーカードの発行手続きが必要になるんですけど、これが何気に面倒くさいんですよ。申し込みは「必要事項の記入」と「顔写真」が必要で、「郵送」「パソコン」「スマホ」「街中の証明写真機」から行うため、そこまで手間というわけじゃありません。ただ、この手続きをして約1か月後に交付通知書(はがき)が届くのですが、そこから通知書や本人確認書類などの〝必要なモノ〟を持って、はがきに書かれた場所まで受け取りにいくことになります。マイナンバーカードがなくても特に不自由を感じない環境にあるなか、これだけでゲンナリするくらい面倒じゃないですか。
そして、マイナンバーカードを発行してもらったら「マイキーID」という専用IDを取得しないと還元を受けられないんです。この「マイキーID」は公的個人認証サービス対応のスマートフォンか、もしくは公的個人認証サービス対応のICカードリーダーライタでPCから作成・登録するシステム。これを終えてようやく還元を受けられる土台が整ったわけですが、さらに自分が利用するICカードやQRコード決済で「マイナポイント」を申し込まないとダメなんですよ。ちなみに以下がカンタンなマイナポイント利用のまとめです。
[ICカード]
ウェブのマイナポイント申し込みページに飛んで、キャッシュレス決済に対応するICカード(対象となる具体的なサービス名は未定)を登録。そのカードにチャージをするとポイントが付与されます。
[QR決済]
QR決済のアプリページに「マイナポイント申し込み」のページを作り、そこからマイキーIDとパスワードを入力することで登録。その後にQRアプリで決済したら利用額分に応じてポイントが付与されます。
ここまで書いて思ったんですけど、これ年配層のことをほぼ考えてないよなと思います。子どもや孫に聞くとか、参加しやすい講習会を開くとかしないと、まず使えないでしょ。