「仲間が馬鹿にされたから」 顔面をサッカーボールのように蹴りまくった男 私は法廷で被告人の正義ヅラに反吐が出そうだった

「酔ってたので感情的になってしまいました」

「酔ってたので顔を殴ったりしては危ないとわかりませんでした」

「酔ってたので被害者を置いて逃げてしまいました」

このように被告人質問では「酔ってたので」を連発していました。

しかし暴行に関して聞かれた時だけは、

「殴る時も蹴る時も手加減はしていました」

と答えています。暴行時も当然酔っていたはずですが、彼の証言によればこの時だけは何故か冷静な判断ができていたようです。

彼には前科前歴もありませんし、少年時の非行歴もありません。今までに酔って人に暴力をふるったこともないそうです。

しかし、今回酒を呑んで刑事事件を起こしてしまったことを踏まえ、

「当分はお酒は控えようと思ってます」

と、今後の酒とのつきあい方について話していました。

無抵抗の人の顔を蹴るという犯行です。被害者が亡くなってしまったかもしれない危険な行為であることは言うまでもありません。

被害者との間に示談が成立していることもあり執行猶予付きの判決にはなりましたが、「酔っていたから」で済むような話ではありませんし「当分はお酒を控えよう」という彼の言葉を被害者が聞いたら何を思うでしょうか。