【追悼再掲】口腔底がん余命三年宣告でもオイラは歌う! 壮絶『オナニーマシーン』イノマーの言葉を聞け|暴走対談

平野:三つ目は「全裸でバイク便を受け取りに行った」そういう事件で社内から顰蹙を買う。

イノマー:ボコボコにされて出て行った。でも、ボコボコにされたかったんだと思いますよ。当時は。わざと大人を怒らせていたというか。


この盛り上がりを見よ

平野:で、2回目の結婚をして、妻に男ができたと。リビドーがなかった。どっちがリビドーなかったか、もうよくわかんねえや(笑)。

イノマー:オイラがオリコンで社内ホームレスしている間に、奥さんがバリの男性と結婚しちゃってたんですよ。アハハハハ! だからしょうがないから別れた。

全裸になる理由「なっちゃいけないっていうのがいや」(イノマー)

平野:あんたの曲や書き物でめちゃくちゃいいフレーズがいっぱいあるんだよ。昨日2、3時間ぐらいかけてオナマシ聞きながらネットで色々読んだんだよ。あんたは交友関係がめちゃくちゃ広いよね。俺の大好きな銀杏BOYZの峯田なんか親友の一人でしょ? 峯田の「とりあえず戦争反対って言っとけばいいんだろ」。俺なんかドキッとするわけ。そこにイノマーがいるんだよな。そこから神聖かまってちゃんとかミドリとか。そこいらが好きになっていったな。イノマーの曲、「ソーシキ」がすごくいい! 大ヒットするはず。

スタッフ:前のCDですかね…?

平野:3、4曲聞くと同じように聴こえてきてちょっと辛い部分があるかなってのがあったけども、でも押せ押せのサウンドはやっぱ凄い! あれいい音で聞いたら凄いだろうなって思うぐらい重厚な音をしっかりやってるって感じがする 。オノチンのギターも鋭い、バスドラもいい。あと一発のアイデアが欲しかったかな。ここまで重たいの感じの、ヘビメタみたいな感じ。ヘビメタ 、ハードロックみたいな感じに聞こえてた。

イノマー:世代とか年齢ですかね。うちのメンバーも、古いロックとかパンクとかばっか聴いてますからね。サウンドはギターのオノチンとドラムのガンガ ンっていうメンバーがしっかりしてるからだと思いますね。

平野:しっかりしてるよね。いいバンドだよ。

イノマー:照れますね。

平野:パンク系ミュージシャンってみんな酔っ払って全裸になったりするじゃない。イノマーもすぐ全裸になる。峯田もそう。

イノマー:オイラの場合は…そうですね。

平野:場合はじゃねえよ!(笑) 全裸になる気持ちってのはあんまりよくわからないんだけど、どう?

イノマー:全く意味がないんですよね。申し訳ないんですけど。裸になることに関しても。たかがチンポっていうか(笑)。だから、全裸になりたい訳ではないんですけど、”なっちゃいけない”っていうのがヤ なだけで。別にいいじゃん、って。 (※筆談『「なっちゃいけない」っていうのがいや』) なっちゃいけないっていうのがあるから、それがムカつくから裸になるっていうか。

平野:いい話ですね。

イノマー:いい話かどうかはわからないッスけど(笑)。

平野:世間的にやっちゃいけない事をやる快感。快感でいいんですか?

イノマー:快感というか、照れ隠しに近いと思いますけどね。

 

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