これがヤラセのからくり 地元有力者が語る『24時間テレビ』とのやり取り 妄想ドキュメンタリーはこうして作られた!

――では、単刀直入にききますが、日本のテレビが来た時、彼らはいくら払って行ったんでしょうか?

「その時、私はお金については関与していなかった。詳しい金額は知らない。コムローイを上げることを手伝った、ただそれだけなんだ。彼らが一回目に来た時は、その段取りは、コムローイを作るところから始まったんだ。例えば段取りに10の段取りがあるとするだろ? 1から順にやっていってコムローイを上げるところまで撮ったんだ」

さすがに名士であり策士でもある。肝心なところはのらりくらりとはぐらかしてくる。しかし、次の質問をした時、彼はこう言った。

――町民はみんな100バーツもらったと言っています。名簿も作って当日チェックもしていたと。これについては十分な金額だったとお考えですか?

「例えば……コムローイを上げる雇い代が100バーツだったら、運動場に人がいっぱい集まるよ。ただ、コムローイを上げるだけで100バーツの収入が入ったんだから(笑)。しかし、それはいいことだよね。だって、住民に収入をもたらしたんだから。仮に5,000人集めたいんだったら、僕はまず金額を出す。ここには14の集落がある。まずは各集落に何人出せるかきいて、それで金額を決めるんだ。それが私の仕事だ」

――それだけの人々を集める力があるんですね。当時は大変でしたか?

「それほど時間はかからなかった。当然の話だが、人を集めるんだから、参加する人たちに時間を費やす費用を渡さなければならない。私が最重要に考えるのは“集落の人に収入をもたらすこと”だけだよ。そして現在(コムローイを作る)事業をやっている人に話を持っていって繋ぐことかな」

――しかし、なぜ、日本のテレビはこの場所を選んだのでしょう?

「私も知らない」

――もともと知り合いがいたとかなんですか?

「いや、知らない」

 

おすすめ記事:日本テレビ『24時間テレビ』に捏造疑惑発覚 黒木瞳の「東日本大震災の被害者を悼む灯籠飛ばし」は創作ドキュメンタリーだっだ! | TABLO