警察大不祥事の可能性 三年前の「資産家老女白骨化事件」をなぜか再調査 背後に見え隠れする“地面師U”の存在

不自然な転売

高橋さんは、十数億円の資産価値のある土地を所有しながら、人付き合いが苦手で、孤独な生活を送っていた。酔っぱらって度々警察に保護されることもあったらしい。

高橋さんの行方が分からなくなったのは3月12日以降。その日、彼女は酒でトラブルを起こし、愛宕署に保護されている。その後、警察官が彼女を自宅まで送ったというが、その日を境に忽然と姿を消していた。

そして、死体の発見者も警察官だった。だが、警察は”事件性なし”と判断して捜査しなかったのだ。

当時を知る人物は言う。

「そもそも行方不明なった時点で、警察は高橋さんの身に起こった異変に気付くべきでした。なぜなら、高橋さんに成りすました人物が高橋さんの住民票を移し、彼女が所有していた土地が、何度も不自然な転売を繰り返された末、最終的にNTT都市開発に売却されていたからです」

 

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