警察大不祥事の可能性 三年前の「資産家老女白骨化事件」をなぜか再調査 背後に見え隠れする“地面師U”の存在
当時、高橋さんの事件を伝えた週刊誌は、警察が行方不明後に高橋さん宅を家宅捜索しており、付近の住人も異臭を感じなかったと言っていたと伝えている。
行方不明から夏を経て、何か月も経って白骨化した死体が自宅と民家の隙間から出てくることは常識では考えられなかった。当時の愛宕署の担当者の判断力が問われるだろう。
裏取引が行われている?
ところが、高橋さんの死体発見から3年も経過した今になって警視庁は、高橋さんの土地売却に関する再捜査を行い、売却に関わった不動産業者等に事情聴取を行っているという。
積水ハウスが2017年に東京都品川区の老舗旅館「海喜館」の土地を購入して、「地面師グループ」に約55億円をだまし取られた事件の主犯格として逮捕されているU被告の地面師グループの関与が指摘されている。
「現時点でUが高橋さんの事件に関わっているのかは断定出来ませんが、彼が何かを知っていた可能性はある。なぜなら、積水ハウス事件には、警察内部に協力者がいることが囁かれていた」(事情通)
U被告の地面師グループと、高橋さんの事件を関連付ける新たな証拠や証言が出てきたので、警視庁が再捜査をしている可能性がある一方、U被告が警察に「資産家老女の殺害事件についても警察官が関与している」と取引を持ち掛けてきた可能性も否定出来ない。