元衆議院議員三宅雪子さん(54)が自殺と報道 50代前半の自殺は日本社会の大きな問題 自殺原因の第一位は……

その50代前半の自殺原因だが、同じく厚労省のデータによれば、夫婦関係の不和が1位。以下・同数の2位で家族の死亡、家族の将来への悲観、3位になって介護・看病疲れがランクされている。いずれも家族という極めて身近な人間関係が原因となっていることは、なんとも複雑だ。

なんにしても、50代前半と言えば、労働力としては「最後のご奉公」とばかりにムチが入る年代でもあり、家庭内では男女ともに大黒柱として支える立場にある。この年代が疾病原因で死亡するならまだしも、自殺を選ばざるを得ないという状況が、日本社会にとっていいワケがない。

データで見えてきたのは、50代前半は「自殺のピーク」でもあり、ここを乗り切ればそのくびきからは遠ざかることが出来る、ということだ。簡単な話ではないが、社会全体で留意してみる必要があるのはないか。(取材・文◎鈴木光司)

 

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